院長の学術活動報告
院長の活動報告(H24年8月~9月)
8月3~5日
第21回母乳育児シンポジウム(岡山)
BFH認定12年目のクリーニングとして、ポスター発表『3年毎の施設のデータ』(2009~2011年)してまいりました。
内容として、
A.3年間(2009~2011年)の施設のデータ・・・「分娩」「新生児」「入院期間」「母子同室児の入院中の栄養法、体重減少回復率、退院後の栄養法」「まとめ~以下」
①産科データ・・私たちの施設の医療介入は、「陣痛誘発促進剤使用」「帝王切開」「会陰切開」のみで、ここ数年合計20%前後となっている。分娩数は減少傾向である。
②母乳データ・・入院中の補足はこの2年20%台となった。補足に人工乳を多くすると、見事に退院時、2週間健診時、1ヵ月健診時の母乳率が低下する。難しいものだ。ともあれ、糖水補足率はやや減少できた。
③体重データ・・比較的良い(?)成績と思っているのが、入院中の赤ちゃんの体重減少率が少ないこと、である。帝王切開群も含め、最大体重減少(最低体重)が平均-6~-7%、最低体重日も2.3~2.4日、退院時(平均5.8日)体重回復が-1%台までとなっている。「10%体重減少」は今では遥か昔となった。スタッフの細やかな係わりが、功を奏しているのであろう。
B.3年間(2009~2011年)の施設の活動
①経過・・・施設内(ワーキンググループ)の活動、施設外(大阪、近畿)
②活動内容・・・2つの問題点「糖水投与基準の見直し、援助の統一を図ること」「母乳育児支援の見直し」から、4つの委員会の設立
・自然出産、フリースタイル出産再検討委員会・・(フリースタイル分娩実践集(日総研)の『フリースタイル出産の意義と実践~妊娠期から陣痛・出産時』をご参照ください)
・早期母子接触委員会・・「新生児行動記録」「バースクッション」「(特集『正しい情報を得て、続けよう、バースカンガルーケア』(助産雑誌)の『~実践中の施設からの報告―笠松産婦人科・小児科』をご参照ください。
・初回授乳委員会・・「母乳育児の三要素」「3つのステージ(Ⅲ期)に分けて支援する」「3.5ヵ所にチェックポイントを設ける」
・退院後支援委員会・・「おっぱい母子合宿」の検討
C.体重データ(1995~2011年の16年間)の到達値と平均値より、推奨域、要注意域を設定する
8月25~26日
日本母乳の会 BFH関連委員会
日本母乳の会 BFH関連委員会
9月16~17日
日本母乳の会 理事会
日本母乳の会 理事会
投稿者