9月11日 十三市民病院で、大阪母乳の会の定例会がありました。十三市民病院
小児科の平林円先生(大阪母乳の会事務局)の講演で、生後40数分
で新生児模倣がある、とのこと。驚くとともに、そうであるならば、早期
皮膚接触のあり方も、もう一度見直さないといけないように感じました
(まだ未確定ですが、少なくともいろいろなバリエーションがあっても良
いのかもしれません)。
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8月12日 「エコチル調査」の会議が行われ、参加してまいりました。
「エコチル調査」とは、「子どもの健康と環境に関する全国調査」のこと
で、平成23年7月以降3年間で出産出生する子どもとその両親を対象
に、妊娠中から12歳まで(計約16年間)、さまざまな角度から調査す
るという壮大な、環境省のプロジェクトです。調査は平成23年1月から
開始されます。詳しい内容は来年1月から、各医療機関で説明される
と思いますが、おおまかな経過は、以下のようになります。
妊娠初期 妊婦さん(お母さん)への説明があり、同意(同意があれば
登録されます)の後、質問票に基づく面接調査と、血液検
査・尿検査が行われます。
*説明と面接調査はリクルーター(正規の研修を受講した調査スタッフ
のこと、11 月中旬に研修会があり、当院の外来スタッフが受講予定
です)がいたします。
*登録、質問票、採取された血液、尿など全て、大阪ユニットセンター
(大阪大学に設置されています)に送られます。
*登録後の、質問票に基づく面接調査や資料(血液など)提供への協
力に対して、謝礼金が出ます。
お父さん(必須ではないそうですが、できるかぎり)には、説明(妊娠中
の適時、妊婦さんと同時でなくてもよいようです)の後、同意に基づい
て、質問票に基づく面接調査と血液検査が行われます。
妊娠中期 妊婦さんに2回目の質問票での面接調査と、血液検査・
尿検査が行われます。
出産時 臍帯血が採取されます。
入院中 お母さんの血液検査、赤ちゃん(子ども)の血液検査(ろ紙
に血液を滲ませて採取します)、お母さんの毛髪採取など
が行われます。
1ヵ月時 お母さんへの質問票調査と母乳採取が行われます。赤
ちゃんの診察もあります。
その後 6ヵ月ごとに、12歳まで子ども(赤ちゃん)の調査が行わ
れます。
*1ヵ月までの調査は当院で行われますが、6ヵ月以降の調査(診察
など)施設は未定です。
これらによって、さまざまな化学物質やその他の要因(食事や生活習
慣など)を調べます。全国15のユニットセンターで調査が開始され、
私たちの地域(岸和田市以南の大阪)もその1つで、大阪ユニットセン
ター事務局は大阪大学に設けられます。対象指定地域は、岸和田市
から岬町の8市町、協力医療機関は、和泉市、泉大津市以南の13の
産科医療機関(出産施設)で、この地域で3年間に出生する約1万5
千人中、約5割の7千5百人を目標としています。妊婦さんの登録条
件は、指定地域に居住され、協力医療機関にかかっている方で、調
&nb
sp; 査に同意いただける方です(里帰り出産や転居予定の方でも、状況
によって登録できることがあるようです)。
この「エコチル調査」は環境省のプロジェクトなので、近々、年内中に
マスコミ(テレビ、新聞など)での政府広報や、市町などの各自治体
(保健センター)、保健所からの案内などが一般の方、特に妊婦さんに
届けられるはずです。ご注目ください。
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7月20日 白鳳女子短大(奈良)からの助産科学生のお二人、お疲れ様でした。
~8月5日 無事3例ずつお産を経験することができて、良かったですね。
お二人の成長のお役に立てて幸いです。実習が終わり、若い二人
がいなくなって、少し淋しいです。また遊び(?)に来て下さいね。
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7月30日 第19回母乳育児シンポジウム(仙台)に行ってまいりました。
~8月1日 前日の7月30日には、今年度BFH(赤ちゃんにやさしい病院)に
認定された3施設(国立病院仙台医療センター、国立病院大阪南
医療センター、赤穂市立病院~今年は近畿地区で2施設が認定さ
れました)と日本母乳の会運営委員との顔合わせがもたれ、私自
身も初心に立ち返ることができました。次いで社団法人となって初
めての日本母乳の会運営委員会がもたれました。
7月31日、8月1日のシンポジウム当日は、今回(シンポジウムで
の)役割があまり多くなく、ゆっくりお話が聞けそうと思っていました。
ところが6月の運営委員会で引き受けていた『BFH相談コーナー』
への希望が予想外に多かった(希望申込みは2施設、実際は11施
設、うち5施設の相談に対応しました)ので、特に2日目(8月1日の
午前~昼過ぎ)はたいへんでした。でもこの部門のニーズが相当高
いことが分かり、少しは役立てたかなと思っています。
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7月25日 第5回わかやま母乳の会の総会、講演会に行ってまいりました。パル
モア病院井田久留美さん、元気なお話、ありがとうございました。懇親
会の食事、美味しかったです。
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7月22、23日 大阪府立母子センター新生児科の丸山秀彦先生が研修に来られ
ました。ついでと言っては大変申し訳なかったのですが(研修に来
られた方には恒例として、当院スタッフに何かお話をしていただく
ことになっています)、「新生児における主な呼吸器疾患と治療」の
講演をしていただきました。勉強になりました。ありがとうございま
した。
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7月17日 「なにわ周産期セミナー」(ツインタワー)で、十三市民病院小児科の平
林先生、昭和医大小児科の水野先生、お二人のご講演の「母乳育児」
関連セッションの座長をつとめました。会終了後遅くまで、プランナーの
大阪府立母子センター新生児科の北島先生を交え、ゆっくりお話がで
き、4人で大いに意気投合しました。楽しかったです。
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7月14日 阪南市保健センターで、市民の皆さまに「産婦人科医療、最近のトピッ
クス」の演題で講演しました。最近話題の「子宮頸がんワクチン(併せ
て、HPVウィルスと子宮頸がんやその新しい細胞診報告様式、べセス
ダシステム)」「乳がん検診(市立貝塚病院乳腺外科西先生からお借り
しました、ありがとうございました)の流れ」「過活動膀胱(OAB)」「骨盤
臓器脱(POP)」「ホルモン補充療法(HRT)」「産科医療の変化~産科
医療補償制度、妊婦健診受診券、直接支払い制度」などの話をさせて
いただきました。
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7月4日 第11回「ひょうご母乳・育児の会」総会、講演会に行ってまいりました。
兵庫の皆さま、お久しぶりでした。講演の北島先生(大阪府立母子セン
ター新生児科)、お疲れ様でした。送っていただきありがとうございました。
帰りの車中での周産期からその後の時期において、「私たちはどのように
母子を支援するのか」についての議論、先生は総論的視点から、私は現
場的立場からと、少し切り口が異なっていたようです。また時間をかけて
話をしなければならない、と意を新たにしました。
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7月3日 奈良県にある白鳳女子短大助産学科
に、『母乳育児支援がめざすもの』と
いうテーマで、特別講義に行ってきま
した。
30数名の助産学生への、90分×2
の長丁場でした。こちらもそれなりの
ハードワークでしたが、居眠りもせず、
一生懸命聞いていただき、また講義終了後もたくさんの質問があり、熱心さ、純粋さに懐かしさを感じてしまいました。おかげさまで少しだけ若くなりました。
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