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フリースタイル出産と母乳育児の笠松産婦人科・小児科

院長の活動

院長の活動報告(H23年9月)

9月3日  
第20回母乳育児シンポジウム(京都)実行委員会打ち上げ会がありました。今年は初めての企画ですが、さよならパーティの前に、いくつかの施設から施設発表を行いました。
    *私たちの施設の松岡が『入院中の母乳育児支援の考察』と題して、プレ
      ゼンしました。

9月10日  
第33回大阪母乳の会定例会
  討議内容
   ①第20回母乳育児シンポジウム報告
   ②近畿母乳の会主催『第三回近畿母乳育児フォーラム』について
     日時  2012年2月5日(日) 午後1時~5時
     場所  大阪市立総合医療センター 3F さくらホール
     内容  ○一般演題
          ○実行委員長講演 『母乳育児支援の活動と維持
                                ~BFHとしての経験から』
             演者 田中滋己(独立行政法人国立病院機構三重中央
                                           医療センター)
          ○指定演題 『職種を超えて母乳育児を語る』
            *私たちの施設から、栄養士の荒木がプレゼンしました
   ③第15回記念『おっぱい・子育て 大阪フォーラム』(大阪母乳の会主催)
    記念大会の今回は、一般参加(会員以外の方、母親や父親など参加、
                                              歓迎です)
     日時  2012年5月27日(日) 午後1時~5時
     場所  大阪国際会議場 10F 1004~1007
     内容  ○おっぱい・子育て交流会
                                                 『退院後におこった困ったこと・うれしいこと』
            発表者は、府下数施設で母乳育児(支援)された、お母さんなど
            *私たちの施設で出産されたお母さんもお話されます。
            *コメンテーターの予定です(笠松)。
            ○講演 『脳科学から産後の母子関係を考える~
                                                                             オキシトシンとセロトニン』
                講師  有田秀穂先生(東邦大学医学部統合生理学教授)
            ○施設発表 『妊娠中からの母乳育児支援のさまざまな
                                                                                                   取り組み』

9月21日 
関西医療大学からの学生実習始まりました。

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院長の活動報告(H23年8月)

8月6~7日  
第20回母乳育児シンポジウム(京都)
今年(2011年)のシンポジウムは、京都みやこメッセで開催されました。全国から1100名もの方に参加していただきました。近畿地域を中心にした実行委員会開催は、昨年(2010年)9月から10回にも及び、(多分)それなりの成果を残すことができたのではないか、と感じています。各施設、各地域の実行委員の皆さま(当院からも、私以外に実行委員2名と当日お手伝いスタッフの4名)、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
私はシンポジウムⅠ「母乳育児―施設で始める はじめの一歩」のシンポジストとして『分娩室から始める母乳育児、母子同室』の話をさせていただきました。
内容を簡単にお伝えします。私たち、母乳育児支援に係わっている施設、医療者の目標は、『母乳のみで、赤ちゃんが大きくなり、母親が母乳育児を続けていけること』と考えられています。
もう少し実際に即して解説します。『母乳のみ』は、『(できるだけ母乳だけ)(補足が必要となることがある、少ない方がよいが)(補足は人工乳か糖水か、補足は糖水(入院中の人工乳補足群と糖水補足群を比べると、人工乳補足群の1ヵ月母乳率は明らかに低い))』と考えられます。この面の論議は既に確定している感があります。
一方『赤ちゃんが大きくなり』に関しては未だ不十分かもしれません。『大きいことがいいこと』とは申しませんが、やはり『赤ちゃんは大きくなる』ことが絶対必要です。『赤ちゃんが大きくなり』は、『赤ちゃんの(体重が増える)(体重減少率が少ない)(出生体重への回復が早い)』と細分化できます。『出生体重への回復』は早ければ安心です。『退院時に回復する』と安心ですが、『退院時』には施設間差があり、また『回復する』は全例には難しいと考えられますので、『日令5』の『回復率』を代用して評価します。『最大体重減少』となる『最低体重日』は、その翌日にしか判明しません。私たちの施設の経験から、チェック日は『日令2』の『体重減少率』を代用します。これも経験から、施設平均の『最低体重日』が『日令2』より早まることはなさそうです。『日令2』の『体重減少』を少なくするのには、『出生直後からの授乳(初回授乳)支援』が重要となります。『適切に吸着』できているか、吸着ができるためには『早めの空腹のサイン』で関われているか、サインを見つけるために『静覚醒(目覚めて静かにしている時)』から関われている(抱いて、目を見て、語りかける)か、が大切なポイントとなります。『不適切な吸着』による、『乳頭・乳房トラブル(乳頭亀裂、乳管のつまり)』『乳汁分泌不良』『泣き』『発熱』『想定以上の体重減少』『低血糖』『預かり』『マタニティーブルー』などのネガティブなサインを見つけることも重要です。
『母親が母乳育児を続けていける』とは、『母親が(退院後も、つまり退院時に)、(自分の力で、自信を持って~おっぱいを欲しがるサインによるやり取り=自律授乳)母乳育児を続けていける(=母乳育児の確立)』ということと考えられます。出産後の『入院期間』が4時間~1泊2日しかない諸外国と比べ、私たちの国では数日~約1週間もあり、『母子の関係作り』には最適の『周産期環境』と考えられます。
母子の、親子の、人と人との『関係性』が危うくなっている現在、この『関係性』が始まる、『はじめの一歩』での周産期医療、医療者の役割が大切である、という思いを込めて話を致しました。詳しくは、近々発行される『第20回 母乳育児シンポジウム 記録集』をご参照ください。

8月20日、27日  
近々発売される子宮頸がん(HPV感染)予防ワクチン「ガーダシル」の「エクスパートミーティング」に参加してまいりました。講師お二人の、異なる角度からのお話、2週続けてお聞きすると、とても参考になりました。

8月29~31日  
大阪国際会議場で開催された、日本産婦人科学会に参加してまいりました。

 

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お知らせ

第三回近畿母乳育児フォーラムの
お知らせ

詳細は左記をご覧下さい

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お知らせ

母乳育児支援の講演会(予定)
   と き  2011年10月29日 午後3時~
   ところ  ベルランド病院 看護助産学校 2F 視聴覚教室
   演 題  『入院中の母乳育児支援の基本』

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院長の活動報告(H23年7月)

7月6日  
阪南市健康教育講座で、演題『産婦人科医療、最新のトピックス』の話をしてまいりました。自治体により差がありますが、中学1年~高校1年の女子生徒全員を対象に、この7月後半から、「子宮がん予防ワクチン」の無料接腫が開始されることもあって、保健センターからの内容希望は、この「子宮頸がん」と「ワクチン」の話を、とのことでした。大阪産婦人科医会や産婦人科学会でも、昨年よりたくさんのこの「子宮がん」「子宮癌ワクチン」を勉強する機会があり、また「子宮頸がん検査」の分類が「日母分類(旧来、日本のみ)」から世界共通の「べセスダ分類」に変更されてきたこともあり、さらに泉州地域の産婦人科医療の再編で、「手術、悪性の可能性のある婦人科疾患」は市立貝塚病院、「ハイリスク産科」はりんくう総合市立泉佐野病院にと、住み分けというシステム化が進んでいること、また若年層の異型性(べセスダ分類でASC‐US、ASC‐H、LSIL、HSIL)が増加していることなどなどがあり、子宮がんの話だけでも結構な量となりました。その上その他、乳がん、過活動膀胱(OAB)・骨盤臓器脱(POP)、更年期のホルモン療法(HRT)、子宮内膜症、ピル、性感染症でクラミジア以外にHIV感染症・AIDSが増加していること、お産・子育ての傾向(虐待、性暴力)など、盛りだくさんの話もさせていただきました。
    
PS 『子宮頸がん予防ワクチン』について
    公費での子宮頸がんワクチン接種が始まっています(2011.7.20から)が、ワクチン接種の出足はゆっくりです。接種に来られた方にお聞きした限りでは、この学年に対する「子宮頸がんワクチン」接種について、①現在のところ、本年のみ(来年は未定)で、無料接種が継続される場合でも、新中学1年生だけになる(1学年のみ、現在の対象者は除外になる)かもしれないこと(何も情報が届いていないのです)、②3回接種する必要があり、3回目が初回接種から6ヵ月後、3回目が今年度中つまり来年3月中であることが必要です。逆算すれば、現在中学1年~高校1年生の女子生徒が、3回とも無料でワクチン接種を受けるためには、この9月中に初回接種を受けねばならない、ということになります。
   現在予約受付中です。私たちの施設では、「子宮癌ワクチンについて~その利点と限界」「ワクチン接種後の注意点」「ヒトパピローマウイルス(HPV)」「セクシャルデビュー後の子宮がん検診」などについても併せて説明させていただいています。

7月16日  
昨年に続き、奈良県王寺の白鳳女子短大に、母乳育児の講義に行ってまいりました。
  『母乳育児支援がめざすもの』というタイトルで、(途中5分の休憩をはさみ)2講座、180分間のロングランでした。私も疲れましたが、学生さん達、よく頑張りましたね。(写真は講義中の私です)
  PS)昨年に続き、白鳳女子短大、助産学生の実習生が来ます。よろしくお願いします。

7月17日  
第20回母乳育児シンポジウム第10回実行委員会(最終)に出席してまいりました。東日本大震災の影響もあってか、シンポジウム参加者は少なめのようです。でも充実した内容になるよう、実行委員一同がんばります。シンポジウムⅠでもシンポジストとして、がんばります。

7月23日  なにわ周産期フォーラムに参加してまいりました。
        特別講演、帝京大学附属溝口病院小児科教授 渡辺博先生による『日本の1-4歳児の死亡率は高い~先進14ヵ国間での比較および日本の死亡小票調査に基づく要因解析~』のお話は衝撃的でした。

7月24日  
和歌山母乳の会に参加してまいりました。
  講演は、坂本フジエ助産師(坂本助産所)、演題は『母乳育児~現代(いま)・昔~』で、20歳で助産婦免許取得、23才で和歌山県の自宅で開業、73歳で田辺市に移転、87歳の今なお現役、4000人近い出産に係わり、子育てのよろず相談所として地域に貢献されているという大先輩。お話しぶりからも、新しい母乳育児の知識も随所に披露され、本当に今なお現役なのだと、身が引き締まる思いでした。
  
 PS)和歌山には、昨年この「院長の学術活動報告」でも報告しましたが、「母乳」の話をし始めると止まらない、和歌山県立医科大学の山本宏名誉教授がおられます。確か坂本フジエさんとほぼ同じご年齢ではないかと思います。3、4年前母乳哺育学会にカバン持ちで、お供したとき、「笠松、いくつになったんや」と聞かれ、私の年を答えると、即座に「まだ青いな、まだ子どもやな」と言われたことを懐かしく思い出しました。
  シンポジウム『各施設における母乳育児の取り組み』の発表施設は、5施設もあり、和歌山には他にも積極的な施設が2~3あるとのこと、着実に母乳育児推進の施設が増加、母乳育児支援が広がっていることがうかがわれ、たいへん頼もしく感じられました。

投稿者 笠松産婦人科・小児科 | PermaLink

院長の活動報告(H23年6月)

6月4日  
大阪市立総合医療センター3Fさくらホールにて、第14回大阪母乳の会総会、講演会、パネルディスカッションが開催されました。講演会・パネルディスカッション参加者は81名。講演は「『母乳育児成功』を考える」、演者は私、笠松です。パネルディスカッションのテーマは「母乳育児支援のスタッフ教育」で、愛仁会高槻病院、大阪市立十三市民病院、国立病院機構大阪南医療センター、大阪府立母子保健総合医療センター、生長会ベルランド病院の5施設の発表、その後にディスカションが行われました。
  私の講演内容は次の4点、『Aはじめに~「母乳育児」「成功」 B「母乳育児、母乳」~母乳率と補足 C「母乳育児、育つ」~体重増加 D「母乳育児、育てる」~子育て』です。その要点は、「母乳育児成功」とは何か、もう一度見直そうということで、(入院中の)母乳育児の目標は、「入院中に母乳だけで、赤ちゃんの体重が増加し、母親が自立して母乳育児ができる」ことと考えられます。
  (手前味噌になりますが)「日本母乳の会」の、今年で20回を迎える母乳育児シンポジウムの、日本での母乳育児の保護、推進、支援への役割は、多大なものがあると思っています。この間、「母乳育児成功」評価の、もっとも大きな基準は、「母乳率」(例えば、入院(期間)中の完全母乳率(=非補足率)、退院時や1ヵ月健診時(その時点)の母乳率)で行われきていました。
 しかしながら、入院期間1泊2日の米国などでは、「入院(期間)中」や「退院時」の母乳率は、評価のチェックポイントにはなり得ません。約1週間の入院期間があるから、これらの時期の評価が指標となります。そして「1週間の入院」があるからこそ、「母乳栄養(率)~栄養食品としての母乳」の向上だけでなく、「母乳育児(率)~母乳での子育て」の確立(あるいはその可能性)を望むことができます。授乳・哺乳のやり取り(早めの空腹のサインや抱き方・含ませ方)が身につき、母子関係が築かれていきます。赤ちゃんの体重も入院中に増加していきます。
 退院時には「母乳率」と「赤ちゃんの体重増加」と「サインによる授乳・哺乳のやり取り、自律授乳」の3点の目標達成が、「入院期間1週間」の周産期環境での「母乳育児成功」と考えるべきではないか、そのような支援が求められているのではないか、と提案しました。

6月5日  
第20回母乳育児シンポジウム(京都)第9回実行委員会に出席しました。

6月18日 
和歌山市で、近畿産科婦人科学会が開催されました。参加してまいりました。懇親会では、たくさんの懐かしい先生方にお会いしました。

6月23日 
日本赤十字社和歌山医療センターにて、京都大学の西田教授の「子宮がん」の講演会があり、参加してきました。

6月25日  
日本母乳の会主催の、BFH(赤ちゃんにやさしい病院)ワークショップに当院から、スタッフ1名出席しました。

 

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院長の活動報告(H23年5月)

5月7日  
大阪母乳の会第37回定例会で、第14回総会、講演会・パネルディスカション、懇親会のプログラムが決まりました。
 

5月15日  
第20回母乳育児シンポジウム第8回実行委員会
 

5月26日  
中学生の職業体験、今年も始まります。今年は4校(予定)と増えました。
         5月26~27日  鳥取中学校(阪南市)
         6月13~14日  鳥取東中学校(阪南市)
         8月10~11日  西信達中学校(泉南市)
         11月11日     尾崎中学校(阪南市)

5月29日  
日本母乳の会運営委員会のため、東京に行ってまいりました

 

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院長の活動報告(H23年4月)

4月3日  
第20回母乳育児シンポジウム(京都)第7回実行委員会に出席しました。
 

4月9日 
第20回母乳育児シンポジウム(京都)の臨時実行委員会で、でシンポジウムⅠ『母乳育児―施設で始める はじめの一歩』の『分娩室から始まる母乳育児、母子同室』のシンポジストに指名されました。がんばります。
 

4月16日  
阪南市民病院説明会に、小児科医の範子先生と一緒に行ってまいりました。総合診療科、小児科を中心に、当面入院は60ベッドで、将来的には現地で建て替える新病院となるようです。
 

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院長の活動報告(H23年3月)

3月2日~3日
今年もモンゴルからお二人の新生児科医が訪問、研修に来られました。一泊二日の来院、なぜか正規のコースと定着してしまっているようです。喜んでいいのでしょうか?(うれしい悲鳴!)
           (「ひよこ通信」をご覧ください)

3月6日  
第20回母乳育児シンポジウム(京都)第6回実行委員会に出席しました。

3月19日 
大阪大学付属病院周産期母子医療センターの30~40名の産科医、小児科医、助産師、看護師の皆さまに、 『「母乳育児支援」がめざすもの』の演題で、母乳育児の話をしてまいりました。
         A「母乳育児成功のための10ヵ条」と、「赤ちゃんにやさしい病院」 
         B私たちの施設の取り組み
         C母乳育児支援の課題  
         D母乳育児支援のめざすもの  
         E母乳育児支援を統一する
について、話しました。盛りだくさんの話を用意してしまい、早口の語りとなって、分かり難い点もあったかと存じます、申し訳ありませんでした(少し張り切りすぎたようです。次は~あれば、の話ですが~テーマを絞って話します。)。このような機会を与えて頂き、まことにありがとうございました。

3月24日  
院内でケーツーシロップの勉強会をしました。

 

 

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院長の活動報告(H23年2月26日)

第35回和歌山周産期医学研究会で、以下の演題で講演しました
    ・ところ  和歌山JA会館
    ・講演演題  『新生児早期皮膚接触(STS)の実際』
      ○講演要旨
        ・『「10ヵ条」の第4条~「早期皮膚接触」』 では、「母乳育児成功のた
          めの10ヵ条のエビデンス」「母乳育児支援ガイド~ベーシックコース」
          「Breastfeeding and Humann Lactation(J. Riordan)」などの
          文献から、「早期皮膚接触」についての見解を掲げました。
        ・『「早期皮膚接触(STS)」~日本、BFH』では、「山内3.5ヵ条」「日本
          母乳の会~キーワードの歩み」「BFH(赤ちゃんにやさしい病院)の
          早期皮膚接触調査結果」「堀内勁の提案~STS中の母子行動、分
          娩直後の皮膚接触関与的観察票など」について提示
        ・『私たちの施設の早期皮膚接触の実際』では、当院の「基準」と「手
          順~STSのチェックシート(タイムテーブル)」などについて
        ・『早期皮膚接触(STS)の調査、研究』では、当院の7年間の成績より、
          「早期皮膚接触は母乳育児を保護、推進、支援するか」「早期皮膚接
          触は母子関係を保護、推進、支援するか」について肯定的な成績が
          得られたことを報告しました。

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